今日は文化の日ー翻訳語のこと


今日は文化の日。何かそれにちなんだことを書かねば、と思ったけれど何も浮かばない。
と思った瞬間、昨夜見たある番組がとても印象的で啓蒙的だったのでご紹介します。


埼玉大学の名誉教授、長谷川三千子氏。 明治初期の学者たちが西欧の文化を日本に根付かせるため いかに苦心して多くの翻訳語を生み出したか、というものだった。

また、あるひとつの単語を 日本語と英語で対比してみると 必ずしも完全正円で意味が一致していなくて、
重なり合う部分(共通部分)とそうでない部分があること。


例として treeと木 をあげて説明された。
family tree(家系図)のような使用法は日本語には無くて、日本語の「木のお盆」のような使用法は英語には無くてwooden plateであらわす。


個人自由 は翻訳語だそうだけれど 今では古来からそんな日本語があったように私たちは使っている。

以前思ったことだけれど 漢詩にしても日本人は返り点などの工夫をして漢語を日本語の語順に転換して意味を理解してきた。 これと同じような作業をして西欧の文化の長所を我が物としてきたのですね。

今の中国の正式国名である「中華人民共和国」はなんと日本人が発案したこの「翻訳語」だったそうです。 中国が独立国家になる際、これを正式名称にしたそうだ。 えっ、マジですか。 じゃ、漢字その他、中国文化の恩恵を受けてきた日本としてはこれで全てお返しをしたことになりますね。 チャラ、ということ? 
すごい!  

言葉ひとつで2千年分の歴史をお返ししたんだ!  が〜ん。 日本人はいろんなところで損をしているらしいけれど、 文化に対して文化でお返しするなんて超センス
いい。

軍事力で日本の島々を脅しているらしいけれど、君たち、自分の国の名前、だれがつけたか知ってるかい?  これもノーベル賞級のものですよね? Don't you think so?  

「翻訳語」は、 おおいなる創意工夫であって これは日本人の習性なんですね。
さて、本日の決意。 新しい価値の創造 つまり、授業内容の更なる工夫!


長谷川教授は 話し方もゆっくりと噛み砕いてわかりやすい。聞き手の考えるスピードに合わせてくれている。


日本には こんなにすばらしい女性学者がいることに安堵して、昨夜はよく眠れた。   私たちも もっとがんばらなくては。 ファイト! 






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posted by キューティマム at 13:03 | 東京 🌁 | Comment(0) | 授業日記

The Mitten の教え方2


mit002.jpgThe Mitten(てぶくろ)の劇ごっこのあとでやるゲームにWho are you? ビンゴがある。

たて3段、横3列のビンゴシートを作る。 登場人物の絵に文字を書いたものを9ピース用意する。

The Old Man, Spotty, Munchy Mouse, Hoppity Frog, Speedy Rabbit, 
>Foxy Fox, Roamy Wolf, Tusky Boar, Drowsy Bearで、なんと9ピース!


遊び方@至って簡単。
鬼(it)を除いたみんなでWho are you?ときく。 鬼がI'm Tusky Boar. というと全員、イノシシの絵の上にチップを置く。 

最初から時計回りで鬼になる順番をきめておく。 このときclockwise なども説明。夏のワンダースクールで、Mr. Alainが説明しているとき、「時計回り」と日本語で言った小1がいた。 ふ〜ん英語の説明だけでわかったんだ。 

Who are you?    I'm Munchy Mouse.    こんな単純なやりとりも Who というのが相手の名前を訊くとき欠かせないことば、「だれ?」であることを自然に体得してゆく。



遊び方A
教師が質問する。 What are you doing, Drowsy Bear?
生徒が答える。   I'm sleeping.  えっ、眠ってるひとが英語で答える?

などなど、一人ひとりにたずねて行く。 訊かれたほうは自分が何をしていたいかを考えて I'm eating soup.    I'm reading a book.    I'm drinking wine.  などと答えてそこにチップを置く。


スコアを集計するときは 格好の四則計算の練習舞台となる。 
みんなでWhat's your score, Tomoki?    100 times 4 equals 400.  などと
自分で計算させる。 equals のsは はっきり発音させる。 


こんなゲームをすこしずつ進化させてゆくとパターンプラクテイスがいつの間にか遊びに匹敵するくらい楽しく、記憶としても残ってゆくんですね。

あっ! 幼児はまだ計算はむり〜〜〜でした! 一桁の足し算ならいいかな?
これはまた失礼しました!




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posted by キューティマム at 08:38 | 東京 ☀ | Comment(0) | 授業日記

"The Mitten" の教え方


mit1.gif土曜ピーターパンでは今日からThe Mittenに入った。

ロシア民話らしく雪国の動物たちの幻想的なおはなし。 Mr. Alain 指導のもとSLN【文字おい】をやった後、さっそくmaskをつけて劇ごっこ。



この劇は観客に見せるためのものではなく、内容世界をみんなで味わうことにより、おうちでCDを聞くときに このお話が立体的に頭に浮かんでくるよう促すことが目的なのですが、発話を促すための有効な手段であることも事実です。

まず登場人物の役を決める。    (T:教師、S:生徒)
T: Yumi, who do you want to be?    
S:want to be Munchy Mouse.
T: OK, here's your mask.      
S: Thank you. 

T: Keigo, who do you want to be ?        
S: Well, I'll be Roamy Wolf.
T: Do you want your mask?    
S: No. I don't need it.    I'm already the wolf myself.
T: What kind of wolf are you?   Lazy or hardworking?         
S: Of course, lazy.   

T: Ayami, who do you want to be?   
S: Ahhh, I want to be Speedy Rabbit.
T: OK, Here's your mask.                  


T: Jun, who do you want to be?     The Old Man or his dog ?
T: I'd rather want to be the dog.   The dog only says bow, wow, wow.
T: That's a good choice, Jun.  

T: Keita, could you please be Hoppety Frog?     I know you can jump so
    high just like a real frog.      
S: All right, I will. 


などなどと会話がすすみ、役決めがおわると つぎは各自の居場所を決めることに。

T: Munchy Mouse, where are you going to stay ?
S: I'll stay here, under the tree.   
      
T: Hoppety Frog, where do you want to stay?
S: Hmmm, I'll be staying on a bough.
      ~~~~~   ~~~~~  ~~~~~ 


いろいろなやりとりがあって いざ劇ごっこのはじまり。 おや、あちこちに
矢印のサインが。Beware of Snow とか Go North などなど・・・・
教師がnaratorになって全体を進める。  あとはもうドタバタ・・・・!
  Oh, my.  Here's a mitten.   It looks warm. 
      ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 
    It's very warm and comfortable, isn't it?


mit0.gif劇ごっこが終わって今度はワークシート。 とつぜん静けさが訪れる。 


It became calm in the classroom again.
教室はふたたびしずかになりました、とさ。




   



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posted by キューティマム at 09:38 | 東京 ☁ | Comment(0) | 授業日記

The Elves and The Shoemakerの教え方2


文字ビンゴシートができたら Class Secretaryがビンゴチップを配る。
Here you are.など声がけしながらもいいかな。 その間、教師はホワイトボードに得点表をかく。 いたってシンプル。

5段にして How many games are we going to play?     100 games !
Hmm, this time we'll play just 5 games.  OK?  

今日は次の9個の動詞。 【たて3段、よこ3列】
make, sell, buy, help, say, come, believe, try, enjoy.

問題係(最初の内は教師、慣れてきたら生徒)
Are you ready ?  OK, here we go!
@I'll say may prayers now, and go to bed.
AMay we try them on, shoemaker ?
BI can sell them by evening.
CWe can make shoes, we can make shoes again!
DHere, let me help you.
EWe hope you enjoy it.
FLet's buy them.
GCome, my good wife, and see.
HI can't believe my eyes!


eleves.jpgこんな風に本文とそっくりのイントネーションで読み上げると、みんなさっさと見つける。
すこし変だとおもうのは こちらが意図していない他の動詞もすぐに見つける。

アッ、goだ、seeだ、hopeがある! きみたちどうして動詞がすぐわかるの? 「動詞はどうしても憶えなきゃいけないんだ」なんてギャグを飛ばしすぎたせいかな


授業はいつも教師と子供たちのだまし合い、いえ お楽しみ会なんです!








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posted by キューティマム at 12:48 | 東京 ☔ | Comment(0) | 授業日記

The Elves and The Shoemaker「小人と靴屋」の教え方1


この大量の英語を家で頭に流し込む(Silent Listening Navigation)習慣をつけながら 教室ではどのように授業としてすすめるのでしょうか。



「黙って文字追い」つまりCDを聴きながら、黙って文字を指で追ってゆく。 この単純な作業で何が得られるかというと、
@英語音声が頭に入る
Aと同時に英語が文として目に入る
B次にその意味が日本語で頭にはいる。

言葉を記憶してゆく際に、この三つのスキルがひとつの作業で注入できる点がミソです


教室では、まずSLNをさせながら、ときどきCDをとめて いろんな質問を投げかける。
英文のあと これは「だれ」が言っているのか(主語)、あるいは「なにをしたのか」(動詞)をあてさせる。

覚えさせるのではなく 類推させることが大切。 

だれも答えられないときは「じゃ、CD博士にきいてみよう」といってCDの日本語を聞かせる。

こんどは、じゃあ、この「作る」はどの言葉があるからそういう意味になっているのか当ててみよう。ここで教師が英文を「チョップ読み」する。 


つまり滑らかな英語ではなく、わざと 単語をひとつひとつ区切って読む。 We, can, make, shoes, again!   ほとんど間髪をいれずだれかが make??  という。 そう、それ。  じゃあ、「また靴がある」の”また”はどれかな。Again, there are shoes!   まただれかが again ?? ときく。

elv1.jpg

こんな繰り返しで約12,3分。つぎにワークシート1、2枚、それからみんな大好きな動詞カードゲームや形容詞カードゲーム。
単語カードがとれても本文が暗唱できなければもらえないきまり。


みんな真剣に暗唱する。 livedのカードをたった一枚もらうために

About one hundred and fifty years ago, in Germany, there lived two brothers named Jacob and Wilhelm. 全部言わされるはめに。


でもみんな必死で暗唱する。子供たちは「覚えさせられていることなど微塵も感じないで夢中になる」ところが このゲームのいちばんの醍醐味。



動詞の文字ビンゴゲームは運筆力を鍛えながら、文をきいてその動詞をみつけ またその意味(単語としての)を書いてゆく。


このあとは?
次回掲載しま〜す。 各先生方のアイディアによってまだまだいろんな遊び方が生まれてくるかもしれませんね!! 






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posted by キューティマム at 19:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | 授業日記