「読む、書く、聞く、話す」4技能のバランス?


英語教育について最近よく聞く話題に「4技能をバランスよく養成する」という言葉があります。いったいこのバランスとは「各々均等に」という意味で使われているような気がするのだけれど・・・

その昔、中学英語の目標として文部省(現在は文科省)は4技能を各々隔たりなく養成する、としていたから。

もしそうだとした場合、この問題提起は「自然な言語習得過程」に照らし合わせてみるとすでに破綻しているのではないか。なぜなら、言語は膨大な量の「聞いて理解する能力」がまず膨大に発達してから「発話」という現象が現れる。

そこに文字言語を注入してゆくと「読む」ことが可能になり、いずれ「書く」ことにつながっていく。

「バランス」という言葉には「知性」や「理性」「常識」「善良」[安全」を彷彿とさせる響きがあるのでは。 


「4技能のバランス」の前提条件がよくわからないままこの言葉が飛び交っているように思えるのだけれど、この現象が不勉強な筆者の杞憂であれば幸いで〜す。 

   皆さまどう思われますか。







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posted by キューティマム at 10:37 | 東京 ☁ | Comment(0) | 授業日記