今年もまたニューヨークから お便りが届いた。
S君の成長記録です。
昨年秋に小学生最後の学年に進級し、2016年秋からは中学生。
ニューヨーク市では公立中学校に進学する場合も、自分で学校を選んで試験を受けてから 晴れの入学となるそうです。
かつて米国の産業が低迷し経済が失速したころ、米国は教育の再生を行なった。 それが、日本式教育をしっかり取り入れた内容だったとか。
その当時、日本は「ゆとり教育」 を推進しはじめた。 おたがいに真逆のタイミングで教育の中身を変えてきた。 結果はどうなっただろうか。
「教育」の目的はなんだろう。 まず第一に浮かぶのが、国家として存続してゆくための国力の基盤をつくることかな。
明治時代に「修身斉家治国平天下」という言葉があったようだけれど、まず自分の身をしっかりと修め、家族を養いまとめ、そして公に資する、という意味だろうか。
うろおぼえの知識だが 理にかなっている教えではないかな。
教育の成果は すぐには出ないけれど数十年後には確実に社会に反映される。 日本のお花畑症候群も過去の教育のたまものだ。 いったいなにが最善の道なのか。
教育は常に数十年先,数百年先の未来に「展望」をもって進めるべきもの。
では その「展望」が何なのかが問われる。 我が国にそれはあるのかな。
5年後の教育改革が楽しみです。オリンピック年・教育改革ですね!!